第6回 作家が自作を語る ― 2020年12月6日14時からオンラインで開催 ― 終了しました。

第6回 作家が自作を語る ― 2020年12月6日14時からオンラインで開催 ― 終了しました。

どんな思いを込めて、この小説を書いたのか……。
創作の喜びと苦しみ、職業作家の企みと工夫、自信と不安、主人公への共感、現代社会と女性について思うことなど、自由に語るひととき。
表現者の肉声が、あなたの読書を、さらに豊かに、深く、耕すでしょう。

開催日  2020年12月6日(日)
時 間  14:00~16:00(13:50配信開始)
ライブ配信 12月6日(日)14時~16時 
見逃し配信 12月7日(月)13時~24時
 (ライブでご覧になれない方も、7日24時までYouTubeで閲覧可能)

見逃し配信も終了しました。 ご視聴ありがとうございました。


参加費  無料
出 演  今野敏(作家)・小林エリカ(作家)・澤田瞳子(作家)
司 会  松本侑子(作家・翻訳家)
主 催  一般社団法人日本ペンクラブ
     https://japanpen.or.jp/about/

◇お問い合わせ先
日本ペンクラブ事務局
Mail:event2020@japanpen.or.jp
TEL:03-5614-5391

◆出演者プロフィール
今野 敏(こんのびん)作家


語る本:『帝都争乱』(角川春樹事務所)
 明治38年、日露戦争の日本海海戦で、日本はバルチック艦隊を打ち破った。だが、その後のポーツマス講和条約では、ロシアから賠償金を取れず、戦費のための増税に苦しんでいた人々は、講和に反対する集会と暴動を起こす。国民の怒りは桂首相にもむかい、その妾宅で刺殺体が発見される。帝都の警視庁は、元新撰組の斎藤一らと事件を解明……。

略歴:1955年北海道三笠市生まれ。上智大学在学中の78年『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て執筆活動に。2006年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を受賞。08年『果断-隠蔽捜査2-』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。17年『隠蔽捜査』シリーズで吉川英治文庫賞を受賞。「少林流空手今野塾」を主宰し、空手、棒術を指導。プライベートレーベル「78レーベル」のオーナーであり、音楽CD等を制作。

小林エリカ(こばやしえりか)作家

語る本:『トリニティ、トリニティ、トリニティ』(集英社)
2020年、第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞作!
「20世紀最大の呪いは、原子力のは発見とその実用化だった。
 小林エリカは核に取り憑かれた作家だ。
 その予言は私たちを震え上がらせる・上野千鶴子氏(社会学者)」本の帯より[Photo by Mie Morimoto]

略歴:1978年東京生まれ。作家・マンガ家。著書は小説「トリニティ、トリニティ、トリニティ」(第7回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)(集英社)、「マダム・キュリーと朝食を」(第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補)(集英社)、”放射能”の科学史を巡るコミック「光の子ども1,2,3」(リトルモア)など。

 

澤田瞳子(さわだとうこ) 作家


語る本:『火定』(PHP文芸文庫)
第158回直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補の話題作!
奈良の天平時代、新羅から入った天然痘が都で大流行。疫病があぶり出す人間の「光」と「闇」。伝染病によって社会が、政治が、人々が、暮らしが、人の心が変わっていく。圧倒的筆力で天平時代のパンデミックと人々を描く傑作小説。

略歴:1977年京都市生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士課程前期修了。奈良時代仏教制度史の研究を経て、2010年『孤鷹の天』(徳間書店)で小説家デビュー。同作により第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。12年刊『満つる月の如し 仏師・定朝』(徳間書店)で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞、第32回新田次郎文学賞受賞。16年、『若冲』で第9回親鸞賞受賞。その他の著作に『落花』(中央公論新社)、『能楽ものがたり 稚児桜』(淡交社)など。
 
◆司会者プロフィール
松本侑子(まつもとゆうこ) 作家・翻訳家
1963年島根県生まれ。筑波大学卒。1987年『巨食症の明けない夜明け』ですばる文学賞、2010年『恋の蛍 山崎富と太宰治榮』で新田次郎文学賞受賞。従来訳で省略・改編された部分を含む日本初の全文訳『赤毛のアン』『アンの青春』『アンの愛情』(文春文庫)を刊行。訳註では、登場人物の民族(アンとカスバート家はスコットランド系、親友ダイアナはアイルランド系)、引用されている100以上の英文学と聖書、古代アーサー王伝説とイエスの聖杯探索について解説した大人の文学。