《日本のハラスメントを考える》第5回 男らしさの彼岸
《日本のハラスメントを考える》シリーズ第5回
「男らしさの彼岸」
日時 2024年2月25日(日)14:00~(開場13:30)
参加方法 会場またはオンライン視聴
①会場 専修大学神田キャンパス 7号館・3階 731教室 定員160人
東京都千代田区神田神保町3-8
学内配置図
②オンライン ※視聴 URLは2/17(土)までに、メールと「視聴ページ」でお知らせします。
参加資料代 1,000円
申込 Peatix より https://jpen-13.peatix.com/
登壇 清田隆之氏(文筆家)・島田雅彦氏(作家)・田中俊之氏(大妻女子大学准教授)
司会 大沢真知子氏(日本女子大学名誉教授、女性作家副委員長)
主催 一般社団法人日本ペンクラブ
企画 女性作家委員会
日本の中で、性暴力への関心が高まってきています。とはいえ、社会全体での性暴力やハラスメントに対する意識には、まだ大きな変化が見られません。私たち社会の価値観が、性暴力を容認してきた影響力は簡単に断ち切れないのが現状です。
背後には社会の「強い男性規範」があり、男女不平等社会があります。男性は社会で特権を与えられ、優位な地位を獲得してきました。ですが、そのことに苦しめられてきた男性もいます。
ハラスメントや性暴力をなくすためには、「男らしさ」「女らしさ」をあらためて見直す必要があると考え、「日本のハラスメントを考える」シリーズ第5回は、「男らしさ」を問い直すイベントを企画しました。ご参加をお待ちしております。
【登壇者のプロフィール】
清田隆之 さん(きよた たかゆき)
1980年東京都生まれ。文筆業、恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表。早稲田大学第一文学部卒業。これまで1200人以上の恋バナを聞き集め、「恋愛とジェンダー」をテーマにコラムやラジオなどで発信。朝日新聞beの人生相談「悩みのるつぼ」では回答者を務める。著書に『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』『さよなら、俺たち』『自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと』『おしゃべりから始める私たちのジェンダー入門──暮らしとメディアのモヤモヤ「言語化」通信』など。女子美術大学非常勤講師。
島田雅彦 さん(しまだ まさひこ)
1961年東京生まれ。1984年東京外国語大学ロシア語学科卒。在学中の1983年『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー。主な作品に『夢使い』『彼岸先生』(泉鏡花賞)『自由死刑』『退廃姉妹』(伊藤整文学賞)『悪貨』『虚人の星』(毎日出版文化賞)『君が異端だった頃』(読売文学賞)『パンとサーカス』ほか多数。芥川賞選考委員。法政大学国際文化学部教授。
田中俊之 さん(たなか としゆき)
1975年、東京都生まれ。大妻女子大学人間関係学部准教授、渋谷区男女平等・多様性社会推進委員会委員。男性学を主な研究分野とする。著書『男性学の新展開』(青弓社)『男がつらいよ―絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)『男が働かない、いいじゃないか!』(講談社プラスα新書)小島慶子×田中俊之『不自由な男たち――その生きづらさは、どこから来るのか』(祥伝社新書)田中俊之×山田ルイ53世『中年男ルネッサンス』(イースト新書)『男子が10代のうちに考えておきたいこと』(岩波ジュニア新書)。日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている。
【司会】
大沢真知子 さん(おおさわ まちこ)
南イリノイ大学経済学部博士課程終了。Ph..D(経済学)。コロンビア大学社会科学研究センター助手。シカゴ大学ヒューレットフェロー。ミシガン大学助教授、亜細亜大学助教授、日本女子大学教授を経て、現在は日本女子大学名誉教授。専門は労働経済学。『経済変化と女子労働-日米の比較研究』で1994年東京海上火災各務財団優秀図書賞受賞。近著に、『「助けて」と言える社会へー性暴力と男女不平等社会』(西日本出版社/2023)『ワークライフバランス社会へ』『日本型ワーキングプアの本質』『女性はなぜ活躍できないのか』『21世紀の女性と仕事』など。