【声明】「ガザにおける相次ぐジャーナリスト・医療従事者らの殺害に抗議する」(2025.08.29)

【声明】「ガザにおける相次ぐジャーナリスト・医療従事者らの殺害に抗議する」(2025.08.29)

【声明】「ガザにおける相次ぐジャーナリスト・医療従事者らの殺害に抗議する」(2025.08.29)

8月25日、パレスチナのガザ地区で、イスラエルによる病院への連続攻撃があり、少なくとも20人が殺害された。死者の中には、民間人多数、ロイター通信など外国報道機関のためにも活動していたジャーナリスト5人が含まれていた。この攻撃では、医療従事者4人も殺害された。最初の攻撃で標的となった人々を救出しようと駆けつけた救助隊員らも、2度目の攻撃で亡くなった。攻撃後、イスラエル軍の広報官は死亡したジャーナリストに対して「PRESSのベストを着たテロリスト」という言葉を発した。

同様の攻撃は10日にも行われ、アルジャジーラ記者ら6人のジャーナリストが殺害された。国際ペンは12日、「ガザ地区のパレスチナ人を抹殺し、その犯罪の真実を暴く者たちを沈黙させることを企図した、イスラエルのジェノサイド的作戦の不可欠な一部だ」との認識を示した上で、「ガザ地区およびパレスチナ占領地全域で、報道を理由に殺害されたすべての作家とジャーナリストの事件について、迅速かつ独立した透明性のある調査」を国際社会に求めていた。

パレスチナの地から距離的には離れていながら事態を注視し、かつ憂慮してきた日本ペンクラブに所属する私たちも、国際ペンのこの要請を全面的に支持するとともに、報道の自由、表現の自由を抹殺するイスラエルによる軍事攻撃を強く非難する。

2025年8月29日

一般社団法人日本ペンクラブ
言論表現委員会
平和委員会