
地球環境の危機と子どもの本
日本ペンクラブ90周年記念事業
「地球環境の危機と子どもの本」
日 時 2025年10月10日(金) 午後14時~午後16時30分(開場 午後13時30分)
会 場 東京ウィメンズプラザ ホール (東京都渋谷区神宮前5-53-67)
東京メトロ表参道駅B2出口から徒歩7分/JR渋谷駅から徒歩12分
定 員 120名 ※会場参加のみのイベントです
対 象 一般・小学校高学年以上(小学生は保護者と同伴でご参加ください)
参加費 無料
申 込 ①Peatix https://jpen-022.peatix.com
②Googleフォーム https://forms.gle/RJKgZa3c6D9X6Dcv9
③メール kodomo2025@japanpen.or.jp
④ 電話 03-5614-5391(事務局)
登 壇 山極 壽一(総合地球環境学研究所 所長)
さくま ゆみこ(翻訳家)
舘野 鴻(絵本作家・生物画家)
那須田 淳(作家)
主 催 一般社団法人日本ペンクラブ
後 援 日本児童文学者協会/日本国際児童図書評議会(JBBY)/人間文化研究機構 総合地球環境学研究所
企 画 一般社団法人日本ペンクラブ「子どもの本」委員会
問 合 日本ペンクラブ 事務局
kodomo2025@japanpen.or.jp / TEL03-5614-5391
*国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」助成活動
◇この活動では子どもゆめ基金のために写真撮影を行います。提出された個人情報(写真)は、「(独)国立青少年教育振興機構が保存する個人情報の適切な管理に関する規程」に基づき、子どもゆめ基金助成業務以外の目的には使用されません。
【企画概要】
地球温暖化に伴うさまざまな異常気象が、世界中で大きな被害を引き起こし問題視される中、今年の夏も猛暑の連続や集中豪雨が日本列島を襲いました。利便性の追求は温暖化を加速させ、海洋汚染や森林伐採が自然を破壊し続けているのです。生態系に大きな影響を与える地球環境の悪化は、人類の大きな脅威となりました。この状況で、未来を担う子どもたちを主な読者とする絵本や児童文学は、何をどのように伝えたらよいのでしょうか。
日本ペンクラブ「子どもの本」委員会は、「地球環境の危機と子どもの本」をテーマに、みなさんといっしょに考えたいと思います。第1部では、総合地球環境学研究所長・山極壽一さんに基調講演をお願いしました。第2部は、翻訳家のさくまゆみこさんの司会で、本をとおして何をどう伝えるか、山極先生と子どもの本の作り手のみなさんに話し合っていただきます。
【プログラム】
第1部 基調講演「ゴリラから学ぶ地球環境の危機」
登 壇 山極 壽一(総合地球環境学研究所 所長)
第2部 子どもの本は地球環境の危機をどう伝えるか?
登 壇 山極 壽一(総合地球環境学研究所 所長)
舘野 鴻(絵本作家・生物画家)
那須田 淳(作家)
司 会 さくま ゆみこ(翻訳家)
【登壇者プロフィール】
◇山極 壽一 (やまぎわ じゅいち)
1952年東京都生まれ。京都大学理学部卒、理学博士。ルワンダ共和国カリソケ研究センター等での研究員や、京都大学大学院理学研究科教授、研究科長・理学部長を経て、2020年まで第26代京都大学総長。人類進化論専攻。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事。日本霊長類学会会長、国際霊長類学会会長、日本学術会議会長、総合科学技術・イノベーション会議議員を歴任。現在、総合地球環境学研究所所長、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)シニアアドバイザーを務める。南方熊楠賞、アカデミア賞受賞。著書に『人生で大事なことはみんなゴリラから教わった』(家の光協会/2020)『老いの思考法』(文藝春秋/2025)他多数。
◇さくま ゆみこ
翻訳家。JBBY前会長。アフリカ子どもの本プロジェクト代表。著書に『エンザロ村のかまど』(福音館書店)など。訳書は「クロニクル千古の闇」シリーズ(評論社)、「ホーキング博士の宇宙アドベンチャー」シリーズ(岩崎書店)、『路上のストライカー』(岩波書店)など多数。木曽で「バオバブ文庫」を開いている。
◇舘野 鴻(たての ひろし)
1968年、神奈川県生まれ。絵本作家・生物画家。JBBY会員。幼少期より細密画家の熊田千佳慕氏に師事。絵本『つちはんみょう』で小学館児童出版文化賞、『ねこととり』『どんぐり』で日本絵本賞受賞。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』『うんこ虫を追え』『あまがえるのぼうけん』『あまがえるのたんじょう』など。読み物に『ソロ沼のものがたり』がある。生きものの排せつ物や死骸を追い命の循環を問う関野吉晴監督の映画『うんこと死体の復権』に出演。
◇那須田 淳(なすだ じゅん)
作家。1959年生まれ。88年に『三毛猫のしっぽに黄色いパジャマ』(ポプラ社)でデビュー。『ペーターという名のオオカミ』(小峰書店)で、産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞を受賞。著作多数。翻訳も『ちいさなちいさな王様』(講談社)等多数。95年からベルリンと東京の二拠点で暮らす。和光大学・清泉女子大学非常勤講師。