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【緊急声明】「日本人記者の釈放を求める」(2026.10.16)

 ロシア連邦保安庁(FSB)は10月13日、極東サハリン州において北海道新聞の記者をスパイ容疑で拘束したと発表しました。日本ペンクラブは、いかなる国・地域においても、ジャーナリストの取材・報道の自由と身の安全は保障されなければならないと考えます。拘束された記者の安全と健康が確保され、直ちに釈放されることを強く求めます。

2026年10月16日
一般社団法人日本ペンクラブ
会長 桐野夏生

日本ペンクラブとは

About us

日本ペンクラブは、国際P.E.N. の日本センターとして、言論・表現・出版の自由の擁護、文学の振興と文化の国際交流、世界平和への寄与を目的とした団体です。

基本理念

国際P.E.N.は、文学・文化に関わる表現とその普及にたずさわる人々が集まる唯一の国際組織です。創立は1921年にさかのぼります。
日本ペンクラブはその日本センターとして、「国際P.E.N.憲章」に基づき、「文学の普遍的価値の共有」「平和への希求と憎しみの除去」「思想・信条の自由、言論・表現の自由の擁護」を基本理念として活動してきました。

国際P.E.N.も日本ペンクラブも設立の背景には、戦争に対する危機感がありました。戦争に至る社会と世界は、いつ、どこにおいても味方と敵を作りだし、生命と人権を軽んじ、言論・表現の自由を抑圧する――そのことを身に沁みて知った文学者たちが、国境と言語、民族と宗教の壁を越えて集まったのが始まりです。
私たちは文学と文化的表現に立脚しながら、あらゆる戦争に反対します。いかなる国の核兵器と核実験も容認しません。そして、生命と人権、言論・表現の自由を守るための活動をつづけています。

国際ペン憲章

PEN International CHARTER

国際ペン憲章

P.E.N.憲章は国際大会(複数)で採択された諸決議案を基盤とするものであり、次のように要約されるであろう。
P.E.N.は以下を確認する。

  1. 文学に国境はない、よって政治的また国際的な紛糾にかかわることなく、人々が共有する価値あるものとすべきである。
  2. あらゆる状況下において、特に戦時において、遍く全人類の遺産である文芸作品は、国家または 政治の一時的な激情にさらされることなく保たれねばならない。
  3. ペンの会員は、自らの影響力を、諸国間の理解と尊敬のために行使すべきである。会員は、人種・階級・国家間の憎しみを取り除くこと、一つの世界に平和に生きる無二の人類としての理想を守ることに、最善を尽くすことを誓う。
  4. ペンは、国内および諸国間において、思想の伝達を妨げてはならないという原則を支持する。会員は、自らが所属する国や地域社会、さらに全世界においても可能な限り、表現の自由に対するあらゆる形態の抑圧に反対することを誓う。ペンは、報道の自由を宣言し、平時における専制的な検閲に反対する。ペンは、より高度に組織化された政治・経済の秩序へむかうために、世界が必要な進歩をなしとげるには、(立法・司法を含む)政府・行政・諸機関への自由な批判が不可欠であると信じる。また自由には自制を伴うゆえ、会員は、政治的・個人的な目的のために、欺瞞に満ちた出版、意図的な虚偽・事実の歪曲を行うといった、表現の自由の悪用に反対することを誓う。