声明

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日本ペンクラブ声明「国際ペン決議により核のない世界の実現を呼びかける」

  • 2018.10.17

日本ペンクラブ声明(PDF)はこちら→日本ペンクラブ声明「国際ペン決議により核のない世界の実現を呼びかける」  日本ペンクラブは国際ペン平和委員会、スロベニア・ペンと共同で、2018年9月にインド・プネーで開催された第84回国際ペン大会に「非核化」決議を提案し、9月27日の代表者会議において採択された。  国際ペンは世界に140余のセンターを持ち、3万人の作家が所属する国際的団体であり、日本ペンク […]

海賊版サイト問題に関する日本ペンクラブの考え方

  • 2018.05.16

   マンガやアニメ、文芸作品などを作者に無断で掲載する「海賊版サイト」をめぐる対応に関し、表現の自由の観点から以下の2点について憂慮し、関係各方面の熟慮と対応を求めたい。 ・著作権を無視し、その対価を支払わずに運営されている違法な海賊版サイトは、断じて許されない。こうした行為が公権力によるより厳しい法規制を引き起こし、結果として社会全体の表現の自由を狭めることにつながることを憂慮する。 […]

日本ペンクラブ声明「北朝鮮の核実験を強く非難する」

  • 2017.09.26

私たちは、本日昼に行われた北朝鮮による核実験を強く非難する。  近年、北朝鮮支配層は国民生活の窮乏を顧みず、ミサイルの発射実験と核実験をくり返している。同国による核実験は六回目となる。この傲岸不遜な行動に、私たちは慄然とする。  一国の支配層が軍事力を、とりわけ核兵器を手にその存在を誇示するとき、その先に待っているのは、あらゆる生命の継続性すら断ち切る荒廃であることを忘れてはならない。  かつて無 […]

日本ペンクラブ声明「劉暁波氏への人道的対応を求める」

  • 2017.07.04

劉暁波氏の病状悪化が伝えられる。 劉氏は独立中国語ペンセンター副会長として中国の人権状況の改善に努め、ノーベル平和賞も受賞したが、二〇〇八年以降、中国政府によって身柄を拘束されてきた。報道によれば、最近、同氏は肝臓がん悪化のために刑務所から移送され、病院に隔離、加療中だという。 この間、日本ペンクラブはくり返し中国政府に対し、劉暁波氏の釈放と中国における人権状況の改善を求めてきたところである。 劉 […]

日本ペンクラブ声明「北朝鮮をめぐる軍事的破局を回避せよ」

  • 2017.06.29

東アジアの情勢が緊迫している。  北朝鮮がくり返す核兵器とミサイルの実験、これを抑え込もうとする米韓の合同軍事演習と米中、日米、さらにロシアを加えた周辺諸国の駆け引き。各国の政治権力が最新の軍事力を誇示しながら争っている。  互いに強がって見せているだけで、たいしたことは起こるまい、という見方もある。私たちもそう願っている。  しかし、北朝鮮は特異な独裁制を敷いている。他方、関係諸国のなかには、最 […]

日本ペンクラブ声明「共謀罪強行採決に抗議する」

  • 2017.06.15

国内外の専門家、表現者、市民から、多くの意見が表明されるなか、国会において十分な審議が尽くされないばかりか、多くの疑問をのこしたまま、思想・表現の自由に重大な悪影響を及ぼすいわゆる「共謀罪」が強行的に採決されたことを深く憂えるとともに、強い怒りを禁じえない。 今回の衆参両院における法案審議と採決にいたる過程は、民主主義のルールを無視し国民を愚弄したものであり、将来に大きな禍根をのこす暴挙である。 […]

国際ペン会長声明「共謀罪は日本の表現の自由とプライバシーの権利を侵害する」

  • 2017.06.05

 国際ペンは、いわゆる「共謀罪」という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。 同法が成立すれば、日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるであろう。私たちは、日本国民の基本的な自由を深く侵害することとなる立法に反対するよう、国会に対し強く求める。 2017年6月5日国際ペン会長 ジェニファー・クレメント (原文) Statement “The […]

日本ペンクラブ声明 「共謀罪に反対する」

  • 2017.02.15

共謀罪によってあなたの生活は監視され、 共謀罪によってあなたがテロリストに仕立てられる。 私たちは共謀罪の新設に反対します。  私たち日本ペンクラブは、いま国会で審議が進む「共謀罪(「テロ等組織犯罪準備罪」)」の新設に強く反対する。過去の法案に対しても、全く不要であるばかりか、社会の基盤を壊すものとして私たちは反対してきたが、法案の本質が全く変わらない以上、その姿勢に微塵の違いもない。  過去に3 […]

「共謀罪新設法案に反対し、与党による強行採決の自制を求める」

  • 2006.05.15

いままさに日本の法体系に、さらにこの国の民主主義に、共謀罪という黒い影が覆いかぶさろうとしている。自民・公明の両与党は衆院法務委員会において、一両日中にも共謀罪導入のための法案の強行採決を行なうつもりだという。  私たち日本ペンクラブは、文筆活動を通じ、人間の内奥の不可思議と、それらを抱え持つ個々人によって成り立つ世の中の来し方行く末を描くことに携わってきた者として、この事態に対して、深い憂慮と強 […]

「共謀罪」新設に反対し、廃案を求める声明

  • 2005.10.17

 いまこのとき特別国会で審議されている「共謀罪」新設の法改正について、私たちは、これが思想・信条の自由、内心の自由を侵し、人が人として生きる自由と意味を破壊するものとして、強く反対する。  共謀罪は、法益を侵害する行為が実行されたことに対して処罰を行うという近代刑法の原則を否定し、共謀したという事実や推測のみをもって処罰しようとするものである。「行為」でなく「意思」や「思想」を処罰することは、戦前 […]

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