フォーラム 世界と日本の子どもの本から6 子どもの本の翻訳 ~フランスの子どもたちに届いた『あん』~ 12月15日(土)開催!(事前申込要)

フォーラム 世界と日本の子どもの本から6 子どもの本の翻訳 ~フランスの子どもたちに届いた『あん』~ 12月15日(土)開催!(事前申込要)

  ちらしはこちらから→子どもの本の翻訳6(Webちらし)

 2017 年、ドリアン助川氏の小説『あん』がフランスで、DOMITYS 賞と、「読者が選ぶ文庫本大賞 2017」(Les prix des lecteurs du Livre de Poche 2017)の二つの賞を受けました。
 2013 年に発表されたこの作品は、とある町の小さなどらやき屋を舞台とする物語です。嫌々ながら店長を務めている男が、あん作りの名人である老婆と出会い、おいしいどら焼きを作るようになり、結果、店は繁盛するようになります。しかし、その老婆にまつわる噂を耳にしたオーナーは店長に老婆を辞めさせるよう言い渡しました。その噂とは……。
 2015 年に映画化され、第68 回カンヌ映画祭の「ある視点」部門に出品、オープニング上映されました。2016 年には助川氏の原作もフランスで翻訳出版され、フランス版Amazon で外国文学部門の1 位になりました。
 そして、今年2月には『あん』を副教材として使っていたアルザス地方、サン=ルイの中学校の招きを受けて、助川氏はこの地を訪れ、子どもたちと一緒にどらやきを作り、『あん』について話をしました。このフォーラムでは、『あん』の原作者とフランス語版の翻訳者、ミリアン・ダルトア=赤穂 氏が、翻訳の際の苦労などについて語るほか、アルザスの中学校での子どもたちとの交流についても紹介したいと思います。日本の小説がフランスのベストセラーになり、子どもたちにも読まれて作者との交流につながったこの貴重な体験を、今後の子どもの本の国際交流に生かしていけたらと、このフォーラムを企画しました。大勢のみなさまのご参加をお待ちしております。

日時:2018年12月15日(土)15:10 ~ 17:00(15:00 開場)

会場:日本出版クラブ3Fホール( 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-32 )

対象: 一般(中学生以上)
参加費:1000 円
定員: 140 人 ※事前のお申し込みが必要です。
講師: ドリアン助川( 作家)× ミリアン・ダルトア=赤穂(翻訳家) 
進行役: 河野万里子(翻訳家)

〖申し込み方法〗
 希望参加者1 名につき1 通をご記入の上、いずれかの方法でお申込みください。
① 電子メールでのお申込みの場合は、タイトルを「子どもの本の翻訳」とし、本文に、氏名、年齢、電話番号
をお書きください。送付先 secretariat03@japanpen.or.jp
② 往復はがきでのお申込みの場合は、「往信用裏面」に氏名、年齢、郵便番号、ご住所、電話番号をお書きください。
「返信用表面」に返信先の郵便番号、住所、氏名をお書きください。
  送付先 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-3 日本ペンクラブ「子どもの本の翻訳」係
※ 折り返し入場整理券をお送りいたします。2 週間以内にメールまたは返信はがきでの連絡がない場合は、
 恐れ入りますが下記問い合わせ先にご連絡ください。
 お問い合わせ先: 日本ペンクラブ 電話03-5614-5391

主催:一般社団法人日本ペンクラブ
後援:一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)
一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)
一般財団法人日本出版クラブ

※このフォーラムは、国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成を受けて開催されます。