言論表現委員会「わたしが死ななければならないのなら」――いま、パレスチナ詩を読む @京都

言論表現委員会「わたしが死ななければならないのなら」――いま、パレスチナ詩を読む @京都

企画 言論表現委員会 
「わたしが死ななければならないのなら」――いま、パレスチナ詩を読む @京都

朗読=斉藤とも子、古澤亨、岡真理
進行・解説=金平茂紀


昨年10月に始まったイスラエルによるガザに対するジェノサイド攻撃は、即時停戦を求める世界の人々の叫びをあざ笑うかのように、1年経つ今なお続き、軍事攻撃は西岸地区でも拡大しています。人間性を凌駕する出来事の只中で、それでも人間であり続けようとするパレスチナの人々に思いを馳せ、わたしたちは今年6月、「現代詩手帖」5月号の特集「パレスチナ詩アンソロジー——抵抗の声を聴く」収録の詩作品を手がかりに、東京・六本木で朗読の集いをひらき、パレスチナの人びとの声を聴きとどける時間をもちました。
パレスチナの人びとの自由と尊厳ある生の実現を願い、今回は京都で朗読の集いをおこないます。俳優の斉藤とも子さん、平和を目指す朗読集団「国境なき朗読者たち」メンバーの古澤亨さん、アラブ文学研究者で「国境なき朗読者たち」座長の岡真理さんに朗読していただきます。司会・解説は、ジャーナリストの金平茂紀さん。言葉を失うばかりの状況に抗すべく、いまわたしたちに何ができるのか——。集いのタイトルは、今回もリフアト・アルアライールさんの詩のタイトルから付しました。ぜひご参加ください。
*「現代詩手帖」2024年5月号の収録詩篇を中心に、その他ガザをめぐるテクストを朗読していただきます。

2024年10月25日(金) 19時〜21時半(開場18時半)
会場 徳正寺  
〒600-8051 京都市下京区富小路通四条下る​徳正寺町39
(阪急・京都河原町駅、烏丸駅徒歩10分、地下鉄烏丸線・四条駅徒歩12分)

来場参加 2200円  オンライン参加 1800円
定員 60名
申込 Peatix https://2024genron-kyoto.peatix.com/

【プロフィール】

斉藤とも子
(さいとう・ともこ)
俳優。1961年神戸市生まれ。1976年デビュー。テレビ「ゆうひが丘の総理大臣」「男たちの旅路・車輪の一歩」、映画「ひめゆりの塔」など。1999年舞台「父と暮せば」で被爆者と出会い、原爆小頭症家族の会ともつながる。数年前から、福島原発被災者とも縁を深める。著書『きのこ雲の下から、明日へ』。


古澤 亨
(ふるさわ・とおる)
京都在住。会社員。ナギーブ・マフフーズの小説『バイナルカスライン』を通して、アラブ世界と出会う。2010年より「平和を目指す朗読集団 国境なき朗読者たち」に参加。広島、東京、京都、大阪、津、神戸公演に出演、アブデルワーヘド教授役を担当。趣味は山登りとジャズ、今はアラビア語を少しかじっている。


岡 真理
(おか・まり)
早稲田大学文学学術院教授。専門は現代アラブ文学、パレスチナ問題。学生時代にガッサーン・カナファーニーの小説を通してパレスチナとアラブ文学に出合う。以来、現代世界に生きる人間の思想的課題としてパレスチナ問題を考究している。著書に『アラブ、祈りとしての文学』、『ガザに地下鉄が走る日』(以上、みすず書房)、『ガザとは何か』(大和書房)ほか。


金平茂紀
(かねひら・しげのり)
ジャーナリスト、元TBS「報道特集」キャスター。1953年 北海道旭川市生まれ。TBSで、モスクワ特派員、ワシントン特派員、「筑紫哲也 NEWS23」編集長などをつとめる。早稲田大学客員教授、沖縄国際大学非常勤講師などを歴任。日本ペンクラブ言論表現委員会・委員長。


主催 日本ペンクラブ言論表現委員会
共催 思潮社 ブッダカフェ