【広報委員会企画】「タマリバ@P.E.N.」
私たちは真実に飢えています。だから真実を求め、ネットニュースを読み比べ、SNSでの議論を眺め、やがてカオスの海に溺れていく――。いったい、どうすれば真実に辿り着くことができるのでしょうか。
第5回 プロパガンダと現在 戦時下情報空間と「投稿」するファシズム
日 時 2026年12月6日(日) 16時~18時
プログラム
第1部 16時~17時 講演と質疑応答(会場+ライブ配信)
第2部 17時~18時 会場参加の皆さんとディスカッション(会場のみ ※ライブ配信はありません)
※ 1部はYouTubeLiveで配信します。(無料)
2部は会場参加のみとさせていただきます。ライブ配信はありません。
会 場 日本ペンクラブ 3階会議室
登壇者 大塚英志(作家、評論家)
真山仁(作家、日本ペンクラブ理事)
鈴木エイト(作家、日本ペンクラブ理事)
郡司聡(編集者、日本ペンクラブ専務理事)
参加費 会場参加 500円 / オンライン参加(Youtubeライブ)無料
会場定員 30名(先着順/要申込) ※オンライン参加は申込不要です。以下配信URLよりご参加ください。
会場参加申込方法 Peatix https://tamariba-05.peatix.com (一般参加者優先の為、ペンクラブ会員は11/9からお申込み下さい)
YouTubeライブ配信URL https://youtube.com/live/-NA0XGjDjk0?feature=share
「プロパガンダ」と聞くと、私たちは独裁者の演説や勇ましい戦意高揚ポスターを思い浮かべます。けれども戦時下の日本で人びとを戦争へと向かわせたのは、そうした「上からの言葉」だけではありませんでした。『のらくろ』や『翼賛一家』のまんが、文化映画、そして「ていねいな暮らし」を説く婦人雑誌がありました。国は読者に投稿や「二次創作」を呼びかけ、人びとは楽しみながら自分たちで物語をつくり、広めていったのです。
国が「クールジャパン」を掲げ、私たちが毎日SNSで物語を消費し、拡散し、ときには自分で発信している今の姿と、どこか重なって見えないでしょうか。
戦時下のまんがや映画、メディアを掘り起こしてきた大塚英志さんと、かつてのプロパガンダの手口から、いま私たちの足元で起きていることの意味を考えます。
【登壇者プロフィール】

大塚 英志
まんが原作者、批評家。今回のレクチャーに関連する著書として『「暮し」のファシズム ——戦争は「新しい生活様式」の顔をしてやってきた』(筑摩書房)『大政翼賛会のメディアミックス 「翼賛一家」と参加するファシズム』(平凡社)『大東亜共栄圏のクールジャパン 「協働」する文化工作』『日本文化論はどう創られてきたか 戦時下のモンタージュ』(ともに集英社)などの著書がある。プロパガンダに関する近著としては口承文芸と動員の関係を俯瞰する『中国A市の事例 唯物論と都市伝説』(星海社)、まんが原作者としての最新作は戦時下上海における東宝の文化工作を下敷きにした『文化工作者七条特高の冒険』(西川星蘭作画、KADOKAWA)。

真山 仁
1962年大阪生まれ。同志社大学卒。
新聞記者、フリーライターを経て2004年『ハゲタカ』でデビュー。同シリーズや地熱発電開発を舞台にした『マグマ』、東京地検特捜部の検事が主人公の『売国』『標的』、日本の財政破綻問題を描いた『オペレーションZ』、日本最強の当選請負人が主人公の『当確師』などがドラマ、映画化されている。その他ノンフィクションの『ロッキード』や新書『疑う力』など、幅広い社会問題を現代に問う作品を発表している。
近著に、『チップス ハゲタカ6』『ウイルス』など。最新刊は『シャドーゲーム』(2026年7月刊)。

鈴木 エイト
ジャーナリスト・作家。日本大学卒。日本ペンクラブ会員(言論表現委員会所属)。『やや日刊カルト新聞』主筆。日本脱カルト協会理事。2023年、メディアアンビシャス賞 特別賞、日隅一雄情報流通促進賞 特別賞、日本外国特派員協会(FCCJ)報道の自由賞 日本部門栄誉賞、調査報道大賞デジタル部門 優秀賞、日本ジャーナリスト会議JCJ賞大賞、第23回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 草の根民主主義部門 大賞を受賞。著書に『アンビバレント』(講談社)『NG記者だから見えるもの』(講談社+α新書)など。

郡司 聡
編集者。東京外国語大学卒。日本ペンクラブ専務理事、神戸市外国語大学客員教授、ZEN大学コンテンツ産業史アーカイブ研究センター/大学出版会顧問
●第6回 2027年1月開催予定
過去のアーカイブはこちら
〇第1回 2026年7月25日(土) 「タマリバ@P.E.N.」って何? ~何が本当で、何がウソかを考えてみる~
〇特別回 2026年8月1日(土) 「民主主義が変容しようとしている」 ゲスト:リンダ・ホーグランドさん
〇第2回 2026年8月29日(土) 「テレビ報道の最前線 今何が起きているのか」 ゲスト:藤森祥平さん、奥野宏輝さん
〇第3回 2026年9月19日(土) 「選挙の地殻変動」 ゲスト:畠山理仁さん
〇第4回 2026年10月10日(土) 「調査報道」とは、何か。その可能性と限界 ゲスト:遠藤浩二さん