ウクライナPEN、ヴィクトリア・アメリーナ氏逝去の報(20230701)
作家であり人権活動家でもあるウクライナPENの Victoria Amelina(ヴィクトリア・アメリーナ)氏が、6月27日にウクライナ東部のクラマトルスクで起きたロシアのミサイル攻撃により重傷を負い、病院に搬送されましたが、4日後の7月1日に亡くなりました。
日本ペンクラブは Victoria Amelina 氏の逝去の報に接し、これまでの勇気ある活動と功績を称え、心より哀悼の意を表します。
2023年7月7日
一般社団法人日本ペンクラブ
会長 桐野 夏生
ウクライナPENの声明によると、アメリーナ氏はコロンビアの作家やジャーナリストとともに、ダウンタウンのレストランで夕食をとっていた最中に、ロシアのミサイル攻撃を受け、致命傷を負ったとのことです。アメリーナ氏は2022年2月24日のロシアによるウクライナへの軍事侵攻以来、人権団体トゥルースハウンズと、ロシアの戦争犯罪を文書化してきました。
国際ペンのロマーナ・カッキリオ事務局長は、「今日はPENコミュニティにとって、悲劇的な日である。我々は、ウクライナPENのすべての人々と共に立ち上がる」と述べました。
国際PENは、2022年9月の第88回国際ペン大会で採択された決議「ウクライナにおける戦争犯罪と決意の1年を記念する声明」、および2023年5月に発表された国際PEN・平和委員会の宣言など、ロシアに対し、ウクライナへの破壊的な戦争を即時かつ無条件に終了するように何度も呼びかけています。
◆国際ペンの発表全文(英文)
Ukraine: PEN International mourns the killing of writer and PEN Ukraine member Victoria Amelina